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5月10日午前10時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎ヘッドランド沖で、3人のサーファーが沖に流される事故が発生した。通報を受けて出動した救助艇が、全員を無事に救助した。事故当時は強風波浪注意報が出されており、風速3メートルの風が吹いていた。
第一通報者となったのは、現場近くの海岸でドローンを飛ばしていた男性。ドローンのカメラで海上を確認していたところ、約200メートル沖にいたサーファーの1人が、両手で「×印」の合図を送っているのを発見。男性はすぐに119番通報し、救助要請を行った。
通報を受けて出動したのは、県水難救済会茅ヶ崎救難所所属の救助艇。まず、藤沢市の男性(43)を漂流中に救助し、その後、約100メートル離れた場所で、茅ヶ崎市の男性(48)と東京都大田区の男性(54)の2人がサーフボードにしがみついて漂流しているのを確認。いずれも無事に救助された。3人ともけがはなく、命に別状はないという。
湘南海上保安署によれば、事故当時は天候が荒れており、波や風によって沖に流された可能性が高い。今回の一件では、偶然にもドローンを操作していた男性の早期発見が、迅速な通報と救助につながった。
海上保安署は「天候が不安定な日は、無理な海の利用は控えてほしい」と注意を呼びかけている。
なお、ドローンは高所から広範囲を迅速に監視できるため、近年では災害・救助分野でもその有用性が注目されている。今回のように、空からの視点が命を救うケースは今後ますます増えていくと期待されている。
ドローンスクール下関では、下関市と災害協定を結んでおり、災害・救助の際に必要なドローンを保有しています。
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